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Love story

繰り返し
繰り返し 夢を見る
何度でも 繰り返し
わかってる
夢から醒めた時
ボロボロになるのは いつだって自分なんだって
わかってるんだ
きっと報われることはないんだと、恐怖で押しつぶされそうになっても
それでも
探さずにはいられない
求めずにはいられないんだ
今まであがいてきたこと
無駄じゃないって
無駄なんかじゃなかった、と、言ってほしい
ただ
居場所を見つけたいんだ
必要とされたい
( 無駄なんかじゃないよ ・・・ )
はっとして、隼人は眠りから覚めた。
夢の中での、京子の声がまだ耳に残っている。
君でよかった。
君が言ってくれて、よかった
一番、
言ってもらいたかった
ふと顔をあげると、京子の横顔が見える。
「あ、起きた?
獄寺くん♪ 寝てたよ♪」
視線を感じて、彼女はにっこりと笑いかけた。
「っ わりっ
つい寝ちまってたっ」
「ふふ♪
お茶持ってきてあげる♪
キッチンかりるね♪」
「あっ サンキュっ」
すっと、爽やかに京子は立ち上がり、キッチンへと向かった。
まだ少しぼんやりとした瞳で、隼人は彼女の姿に見とれた。
そう、夢じゃない ・・・
「はい♪
お待たせ♪」
カラカラとすずしげな氷の音と共に、京子は隼人の前に麦茶を置いた。
「サンキューなっ」
何故か彼女の瞳を見ることに照れて、隼人は少しあたふたとした。
「うん♪
あ、
この文て、この訳で良いのかな?」
穏やかに京子が尋ねる。
「ん?
おう。 合ってるんじゃん。」
「よかった♪ ありがとう♪」
柔らかく微笑み、彼女は夏休みの宿題を解くことに戻った。
そっと、隼人はその横顔を見つめる。
見つけたんだ
やっと、辿り着いた
此処が、オレの探していた場所
「さて! こんな宿題、今日中に片付けてやる!!」
「♪
獄寺くん、夏休みはまだ始まったばかりだよ~♪」
「いんだって。 早く片付けて、早く遊ぶ!だ!」
ウィンクをしながら、隼人はニカッと笑う。
「ふふ♪ うん♪」
外は、太陽の日差しが、ぎらぎらと照り付けていた。
窓からの風を待っている。
今年からの夏休みは、君との思い出でいっぱいにするんだ。
青空いっぱいに広がる入道雲が、眩しく輝いている。
from Hanabi
追記 ③ と合わせて読んでもらえると、嬉しいです

YUKIちゃんの 「 JOY 」 とオーバーラップしてます。
「 無駄じゃない 」 って、ほんとに言ってもらいたいですね
好きな人に言ってもらえたなら、最高です


隼人に、私の思いを託させてもらいました。
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2007.07.31 23:22 | L-s |
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