雲の中で散歩

世界で一番の Live バンド Yellowcard の応援blogです! This is the Yellowcard fan blog. We love Yellowcard !!!!!

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- --:-- | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |

Love story  獄京 forever


wedding 君が全て










並盛の郊外、ぽつぽつとしか家のない静かな場所に構えた自宅へと、隼人と京子は帰り着いた。

ドイツは秋の真っ只中だったが、日本はまだ夏草の匂いがしていた。


帰国した翌日、さっと作ってのんびりと二人で食べた昼食は、うちに帰ってきたんだ、と実感させてくれた。


穏やかな午後、旅行中に止めていた郵便物が再配達され、
その中に京子は何処となく見覚えのある絵葉書を見つけた。

「 あれ、これって ・・・ 」

美しいドイツの街並の絵葉書を表に返すと、そこには見慣れた文字があった。

「 え! 」




京子、これを読む時は、無事に家に着いてるな。

今はドイツ、今夜は月が見えるぜ。
明日は湖に行く約束だ。

あっと、今君が起きた!

また来ような。
じゃあ、これからもよろしく。

隼人




何度も何度も読み直してみる、
ううん、何度でも読み返したい。
京子は何か書き物をしている隼人に気付き、真夜中に起きた日を思い出した。


これからもよろしく


その一言が、くすぐったく、心の底から嬉しさが込み上げてきた。
楽しかったドイツでの日々の、美しい風景が甦る。
その景色の中に、確かに自分達はいたのだ。



また行こう
これからもよろしく。



リビングのソファーで、隼人はいつの間にかうたた寝をしていた。

開け放たれた窓からの風に、微かにカーテンが揺れている。
京子が思わず隼人の髪を撫でると、ん、と彼は寝返りを打った。






「 じゃ、行ってくる 」

「 ん、行ってらっしゃい♪
お土産持ったよね?? 」

「 もち! 」
隼人はにっこりした。


いつもの日常が戻ってきた。
彼は仕事へと出掛ける。

「 気を付けてね 」
毎日、忘れずに京子はこの言葉を隼人に贈る。

「 ん、 」
そう頷いたと思うと、不意打ちに隼人は京子にキスをした。



「 ・・・ 日課の追加な♪ 」

頬を赤く染めた京子に、隼人は楽しげにウィンクした。

「 ・・・ もう! ちゃんと言ってくれたら ・・・ 」
あたふたして、京子は何か腑に落ちない、というように呟く。

「 じゃ、明日は京子からして♪ 」

「 なっ ほら、もう行かなきゃっ 」

ますます真っ赤になりながら、京子は隼人の背中を押す。


開けた玄関から、眩しい太陽の光が二人を照らした。
爽やかな初秋の空気が心地よく、朝露が虹色に煌めいている。



これからも、どうぞよろしく
いつまでも、ずっと

愛している








関連記事
2009.09.09 03:04 | L-s | トラックバック(-) | コメント(-) |
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。