雲の中で散歩

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Love story  獄京 forever

wedding sweet night









えんえんとダンスを踊らされ、新郎新婦が解放されたのは、深夜の一時を回ってからだった。
おそらく夜明けまでパーティーは続くだろう。


くたくたになって、二人は宿泊しているホテルの部屋に辿り着く。
どっと疲れが押し寄せてくるのを感じた。


「 明日の午前中にチェックアウトするんだよね??
明日からの宿泊先、もう教えて? 」
京子は眠たい目をこすりながら尋ねた。

「 まだないしょ 」
靴を脱ぎかけながら、隼人も眠たそうに、しかし陽気に答える。

「 酔ってる? 隼人?
明日なんだもん、もう教えてくれても良いのに 」
京子もハイヒールを脱いで、やれやれと呟いた。

「 あ、京子、ドレス脱ぐの手伝う 」

「 ! 良いけど、、
今日はもうちゃんと寝るんだからね 」
絶対酔ってる、隼人。

「 はい、ちゃんと寝ます。 眠いです。 約束します 」


どちらにせよドレスを脱ぐのは一人では困難だったので、京子は隼人に手伝ってもらった。
そしてお風呂から出ると、隼人はもうすでにベットで眠り込んでいた。

すーすー、と深い寝息が聞こえる。

しょうがないなあ、と自然に頬が緩む。

隼人の髪にそっとキスをすると、たちまち京子も眠りに落ちた。






次の日の午前中は、やや忙しかった。
まずウェディングドレスとタキシードをクリーニングに預ける。
そして、頂いたお祝いやお土産を航空便に出す準備。
着替えなど必要な荷物は、隼人が今夜から泊まる場所へと送る手続きをしてくれた。


遅めの朝食をとり、チェックアウトを済ませると、
神父さま夫妻、アレクサンダー夫妻の自宅に挨拶に向かった。

それから隼人が幼い頃に過ごした別荘に、京子の両親や了平、招待客が宿泊しているので、
別荘へと向かい、挨拶をした。
当初、隼人は実家に頼ることは避けたがったのだが、
ビアンキ姉が、お父さまも喜ぶ、一生に一度だから、と根気よく説得をしたのだ。


昨夜のパーティーはやはり朝方まで続いたらしく、
京子の親族だけがすっきりと起きていて、笑顔を見せてくれた。


隼人と京子は爽やかな気分で別荘を後にする。


「 じゃあ、今晩から泊まる場所に行こうぜ♪ 」

「 ふう、やっと教えてもらえる 」 京子は隼人の背中を押す。

見慣れた黒のスーツを着ている隼人は、何となく落ち着く。
京子は裾が金と桃色の糸で刺繍された、白のワンピースを着ていた。

「 行くぜ 」
隼人はその手を握ると駆け出した。


せっかくだから歩こう、ということなり、のんびりと 30分くらい歩いただろうか、
此処だ、と隼人がウィンクした。


「 ええ!!! 」
途端に京子が目を丸くした。

「 あー、腹減ったな、着いたらお茶にしようぜ♪ 」
隼人はマイペースに歩みを進める。


目の前には、三メートルはあるかと思われる立派な門と、
その向こうに、森に囲まれて、悠然と古城が佇んでいた。



「 わ、何やってんだ、京子! 」
ふと隼人が京子を見ると、彼女は自分の頬を軽くつねっていた。

「 夢見てるじゃないかと思って ・・・ ううん、夢じゃないけど、結婚はおとぎ話じゃないって自分に言い聞かせてるの 」

「 なんだそりゃ! 」
天真爛漫に彼は笑う。

「 隼人は究極にロマンチストなんだから 」
とさっきまでつねっていた頬を、今度はちょっと膨らませて京子は言う。

「 そのギャップが好きなんだけど 」
隼人がちゃんと地に足をつけて考えている人だということを、京子はわかっている。

「 そゆこと、いつも突然言うなよなあ 」
あたふたして隼人は俯いた。

「 ふふ♪ 今は浸っても良いよね♪
エスコートしてくれるんでしょう 」

隼人とつないだままの手を京子は前へと揺らした。



アイスティー飲みたいなあ、と眩しい笑顔で、まるで歌うように話す京子の声が聞こえる。
その声を一生聞いていたいと、隼人は不意に改めて実感した。


「 ・・・ きっと辛い時にもさ、この旅行の記憶が俺達の絆を守ってくれるって、そんな気がしてるんだ 」

「 うん ・・・ 」



君を守りたい

二人の揃いの指輪の光が、キラリと舞い踊った






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2009.09.09 03:04 | L-s | トラックバック(-) | コメント(-) |
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