雲の中で散歩

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第12話





「湯舟がいっぱいになるまで、ちょっと待っててな。今、お茶煎れるな。」

「うん・・。
ありがと。」

隼人は紅茶を煎れた。
優しい香りが、二人の心を近付ける。

「今、ね。
家に連絡しておいた。花の家に、その、泊まるって。」

泊まる、という言葉が、何故か更に二人の鼓動を早まらせた。

「う、うん、そか、、。
よかった。」 ――

お風呂が沸く20分が、永遠にも感じられた ―――






「あ、そろそろだよね!
じゃあ、お風呂、借りるね。」

「あ、ああっ」
雨の音よりも、鼓動のほうが大きく聞こえる ・・・











「獄寺くんのシャツ、やっぱり大きいね!ぶかぶかだな!」

いつもの京子の笑顔だ。
隼人は安心した。

「あ、当たり前だろっ」

か、
かわいい ――

だめだ、目が合わせられない ―――

「あ、お、オレも入ってくるから、待ってて。―――」

「うん。髪、乾かしてるね。」
頬を真っ赤に染めて、京子は答えた。

「ん。」

「そだ、

帰るなよ。」


隼人はバスルームに向かいながら、ウィンクした。



カーッ

うわあっもう、反則!
あんなかわいい顔されたら ・・!

一気に顔が熱くなるのを感じて、思わず京子はベッドに突っ伏した。

かすかに隼人の香りがする。
鼓動がまた早くなる ―――













降り続く雨音が二人を包む。

暗闇の中で、二人はそっと見つめ合った。
互いの、洗い立ての髪の香りがする。――


「隼人 ・・・」

「京子 ・・・
怖い ・・・?」

「ううん、、
でも少し。でも、、、
大丈夫。」

優しく、京子の髪を隼人は撫でた。


「好きだ。」








隼人の、きれいなまっすぐなまなざしが、ただ京子に注がれた。

・・・・・









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2007.06.22 11:00 | L-s | トラックバック(-) | コメント(-) |
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