雲の中で散歩

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第11話













だめだ ・・・
気持ちが抑えられない。 ―――

君の髪に、
肌に、

触れたい。

京子がほしい ―――







隼人は京子の両の頬に、ぎこちなく手を添えると、強くキスをした。

ほかに何も考えられない。
髪から雨の雫が、かすかにしたたる。



「っ
んっ
ちょっ、ちょっと、まっ
待って、 ――」

キスがとまらない。



「ふっ
んんっ
まっ
だめっ
ごくでらくん ――」


「隼人って呼んで ――」


隼人は一瞬、京子を見つめた。

隼人の持つ、澄んだせつなげな瞳。

だめっ ・・
そんなせつない目で見ないで ―――

体が熱い ――
足がガクガクする ―――
力が入らない。
・・・


「んっ
はや、隼人、
ちょっと、待ってっ。

手、手がっ
お、お風呂入ってからっ。お願いっ。」

ドキッとして、隼人は我に返った。

「あ、ご、ごめんっ!!
お、オレ、そのっ夢中でっ
ごめんっ
あ、うんっ風呂っ」

「うんっ ―――」



瞬間、ふっと灯りが戻った。

「あっあのっご、ごめん、ほんとに ・・・」

隼人は目を伏せた。
耳まで真っ赤だ。

「ううん!!
あ、謝らないで。
は、隼人・・・」

隼人は、すっとまなざしを戻した。

「京子 ・・・

え ・・・・・・ と ・・・・・・・・・
ほ、ほんとに、、
良いの ・・?」

こくっと、しかし、はっきりと彼女は頷いた。



「・・・
風呂、入れてくるな。」
隼人の優しい声が、沈黙を破った。




窓を叩く雨の音だけが、ただ、響きわたっていた。

―――







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2007.06.22 01:11 | L-s | トラックバック(-) | コメント(-) |
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