FC2ブログ

雲の中で散歩

世界で一番の Live バンド Yellowcard の応援blogです! This is the Yellowcard fan blog. We love Yellowcard !!!!!

第8話

惹かれ合う二人 ・・・




隼人の贈ってくれた花束は、ピンクのチューリップと、カスミソウが基調になっていて、とても可愛らしい。
京子は、その花達を見るたび、ときめきで溢れるのだった。




ああ、そうか ・・・
今日はもう、獄寺くん、夕御飯一緒じゃないんだ ・・。

両親が帰宅したその晩、家族が揃った嬉しさの反面、京子は寂しさを感じていた。











うまい!!

隼人と了平が同時に叫ぶ!

「よかった ・・♪」

約束の一週間の最後の晩。
三人は、ごく自然に食卓を囲んでいた。


このままずっと一緒に、獄寺くんと御飯を食べられたら良いのに ・・・
もう、約束、できないのかな ・・。

おいしそうに頬ばる隼人の顔を見ながら、ふと、京子はそう感じていた。

獄寺くんのまなざしを想うだけでも、泣きそうになる ――。










「じゃあ、
ほんとにサンキューな ・・。
笹川のメシ、マジでめちゃうまかったぜ!」
隼人は、にかっと笑った。

「あっありがとうっ ・・・ 獄寺くん、手伝ってくれて、材料も用意してくれて、本当にありがとう ・・!」

「いんだって! 
手伝いも材料も、ほんのちょっとしかできなかったし!」
照れくさそうに、隼人が微笑む。

「そんなことないよっ」

しっかりしろ、、私!
もっと、何か伝えたいことがあるのに ・・・
もっと違う、何か ――。


京子は自分でも気が付かないうちに、隼人を見つめていた。

隼人はぱっと目を伏せた。
彼女に見つめられると、心が締め付けられる ・・・
どうしたらいいのか、わからなくなる。 ――

「すげー楽しかったよ。
一週間 ・・・
本当にサンキュー。」

今度、礼がしたいから、よかったら出掛けないか ――。
隼人は、そう言いかけて飲み込んだ ・・・



「ここで良いよ。
ありがとな!」
庭の外まで見送る京子に、隼人はそう言った。

「う、うん ・・・」

二人は見つめ合った。

夜になり、空気が澄んでいた。
空いっぱいに、星が瞬いている。

不意に、隼人は手を伸ばし、京子の頬にそっと触れた ・・・



「・・・ ごめんっ」
途端にすっと腕を戻し、うつむく。
せつなさで、胸がはりさけそうに痛い ・・。

「・・・
じゃあ、おやすみ。」

「うん ・・・
おやすみなさい。」




隼人の姿が見えなくなるまで、京子はその背中を見つめていた。
触れてくれた頬が、熱い ・・・
自分の手を重ねてみる。


好き。
好き ・・・
獄寺くんのことが、好き ・・・・・。










関連記事
2007.06.22 01:00 | L-s | トラックバック(-) | コメント(-) |
| ホーム |