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雲の中で散歩

世界で一番の Live バンド Yellowcard の応援blogです! This is the Yellowcard fan blog. We love Yellowcard !!!!!

第6話




翌朝、隼人はツナの家へと向かった。
空は眩しいように晴れて、今年も夏がくるのだと実感させた。

今年もまた、みんなで祭りに行けたら楽しいだろうな。
そんで花火とか見られたら・・。

それは、もし自分がこのまま何も言わなかったとしたら、確実なもののように感じられた。
決して失いたくない。
かけがえのないもの ――

でも ・・・

ぱんっ
隼人は今日も自分の頬をぶった。

アネキの言う通り、やっぱりちゃんと向き合わなきゃだめなんだ・・!
10代目とも、笹川とも ・・・

自分の気持ちとも ――。





ピンポーン

がちゃっ

「あっ獄寺くん!おはよ!早いね!」

「10代目!おはようございます!
あっ突然、すいません・・・」

「もー何言ってんのっ
いつも突然じゃない!謝るなんて獄寺くんらしくないなあ!

上がって!」

「あっいやっ今日はここで ・・

あのっ10代目、、話したいことがあって ――。」

「?」

ばっ

「ちょっちょっと獄寺くん!!どうしたのっ」

「申し訳ありません ・・・!!

隼人は土下座をした!

「なっ何もわるくないから、立って!ね!獄寺くん!」
ツナは驚いて隼人に近付いた。

「いいえ!いいえ ・・・
本当に申し訳ありません。10代目。――

オレ、、、オレ、、

笹川のことが好きなんです・・・!!」


「――
え ・・」


隼人はツナの顔を見ることができなかった。
心臓が飛び出しそうだ。

「本当に、本当に申し訳ないです ――。

でもっ
気持ちに嘘をつけなくて ・・
どうしても、このまま何もしないで、笹川のこと、、
諦めきれなくて ・・・」

痛いほど、隼人は手を握りしめた。
まぶたが熱い ――。

「 ・・
ねえ、立って、獄寺くん。」
ツナは隼人の腕をとり、立ち上がらせた。

「10代目 ・・・」

「獄寺くん、何もわるくないよ。謝らないで!!
びっくりしたけど、あっでも、
全然、わるくないんだよ。
悩ませちゃって、ごめんね ・・。」

「そ、そんな!!謝らないで下さい!!!いいんですっ」

「そっかー・・・!気付かなかったなあ!獄寺くんがライバル!かあ!」

ツナはにこっと笑い、ぽんっと隼人の背中を叩いた。

「―――」

10代目 ・・・!!

「は、はいっ!!」
隼人はほとんど泣き出しそうになりながら、頷いた。


「10代目、、、
オレ、たぶんふられると思うんスけど、今日、告白してきます ・・!」

まっすぐにツナの目を見て、隼人は言った。

「!!
・・・
そ、そうかー・・」

「じゃあ、、
今日はこれでっ!」

「あっっ待って!!獄寺くん!
あのっ何があっても、オレ達、友達だからねっ」 
これだけは言わなければ・・・! ツナは直感していた。

「は、はい!!!」

隼人の想いは、ただ、ひたすらにまっすぐだった ――。








ツナはしばらく呆然として、玄関のドアを見つめていた。

獄寺くんが ・・ 京子ちゃんを ・・・
獄寺くん、ああいう性格だから、きっと苦しんでたんだろうな ――。

ずきずきと胸が痛む ・・。


「ツナ ・・・」

「ビアンキ!」

「ツナ、、
隼人もすごく苦しんでたの ・・・ それだけはわかってあげて ・・。」

「!
ビアンキ、知ってたんだ ・・ いつから ――?」

「昨日、私も初めて聞いたの ・・。」

「そうだったんだ ・・・ うん。
わかってる。
獄寺くん、優しいから ・・。」

「・・・
ツナはどうするの?」

「えっ

えと、、
オレは ――」

どうしよう ・・・
いったい、どうしたら ・・・
自分がどうしたいのかさえ、わからない ――・・・







「ツナ兄ー!
ママンがビアンキ姉を迎えに行ってって♪
ビアンキ姉、まだ帰ってこないんだよ~。心配だからって!」

フゥ太の声に、ツナは目を覚ました。
考え疲れて、いつのまにか眠っていた。

獄寺くん、、
どうしたかな ・・・

ああーもうっ頭ごちゃごちゃっ



フゥ太にせかされるまま、ツナはビアンキを迎えに出た。
逆らう気力がなかったのだ。


うービアンキ、どうしたんかなっ

ん?

あれっ
ビアンキ!

いつもの公園に、ビアンキを見つけた。

「おーいっ
ビアンキー・・・」

と、、
誰か一緒にいる?
・・・

えっ!?

京子ちゃん ――・・・

何で ―――。

反射的に木立に身を隠すと、ツナはその場に氷ついた。







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2007.06.22 00:21 | L-s | トラックバック(-) | コメント(-) |
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